まんがタイムきららキャラットの4年間を振返って
きららを買い続けて数年、手元にあるきららを振返ってみたいなーと思い、広げてみました。
すごいですね。横が約216cm、縦が104cmです。これがシャキール・オニールの高さか!
広げているのが2006年4月号から2010年2月号までの47冊です。
時系列的に主観的な判断でまとめていきたいと思います。
2006年
4月号
うぃずりず掲載
7月号
イチロー!の隔月掲載が開始
据次たかしの憂鬱初登場!
アットホーム・ロマンス連載開始
二丁目路地裏探偵奇譚登場
8月号
ひだまりスケッチアニメ化決定!(冬放送)
9月号
まじん☆プラナ初登場!
11月号
最後の制服完結!
12月
まじん☆プラナ連載開始!
2006年後期を振返って
教艦ASTRO、GA、H・Rなどがカラーで活躍。
ドージンワーク、ひだまり、イチロー!といった各誌の看板が揃った豪華さ。
三者三葉、かみさまのいうとおり!などの高順位ではあるが本誌連載がメインの作品であるためキャラットの独自性は減退。
ひだまりスケッチのアニメ化はきららグループ初の快挙。
この年にキャラット初の逆輸入に成功(ドージンワーク)
現在フォワードで絶賛連載中の据次たかしの憂鬱は2006年のキャラットが始まりでしたね。
2007年
2月号
CIRCLEさーくる連載開始
7月号
ラジオでGO!ふら・ふろ連載開始
8月号
うらバン!はるみねーしょん初登場!
12月号
ドージンワークのキャラットでの連載が終了
2007年を振返って
ひだまりスケッチアニメ化大プッシュ!
ゲストや新連載の増加(入れ替わりが加速)
現在のキャラットの主力が連載、登場し始める
(2007年組:CIRCLEさーくる、ラジオでGO!、ふら・ふろ、はるみねーしょん、うらバン!)
はるみも昔は目がパッチリだったんですね。
2008年
1月号
ひだまりスケッチ第二期製作決定(夏放送)
キルミーベイベー初登場
うらバン!連載開始
教艦ASTRO長期休載が決定
2月号
なんにゃか氏初登場
ウラがアル!連載開始
4月号
H・R連載終了
6月号
空の下屋根の中初登場
7月号
キルミーベイベー連載開始
8月号
けいおん!ゲストで再登場。(この頃からアニメ化の動きが?)
9月号
空の下屋根の中連載開始
ねこみみぴんぐす、チェルシー連載開始
火星ロボ大決戦連載終了
Aチャンネル初登場
11月号
ゆかひめ連載開始
12月号
からハニ連載終了
Aチャンネル連載開始
2008年を振返って
ひだまりスケッチのアニメ二期製作が決まったものの、教艦ASTROの休載、ドージンワークの連載終了など雑誌の中心であった作品が姿を消していった。その流れは加速し、H・R、火星ロボ大決戦、からハニなどが終わり、主力が完璧に入れ替わることになる。それにともなって、この年は新連載などが増えた。ゲストで講評だったうらバン!、キルミーベイベー、空の下屋根の中、Aチャンネルをはじめ、チェルシー、ねこみみぴんぐす、ゆかひめなど成功例も多かった。
(2008年組:キルミーベイベー、空の下屋根の中、ねこみみぴんぐす、チェルシー、ゆかひめ!、Aチャンネル)
2009年
2月号
GAアニメ化決定
ひめくらす連載終了
雅さんちの戦闘事情連載終了
ひよぴよえにっき初登場
4月号
ちびでびっ!連載終了
7月号
表紙のデザインが大きく変わる
巻頭がCIRCLEさーくるに!
ひよぴよえにっき連載開始
8月号
アクアリウム初登場
9月
うらがアルっ!連載終了
10月号
ひだまりスケッチ第三期製作
キルミーベイベー巻頭
アットホーム・ロマンス連載終了
イチロー!連載終了
とらぶるクリック!!連載終了
もこもこBOX初登場
11月号
ラッキー・ブレイク連載開始
12月号
アクアリウム連載開始
2009年を振返って
一時はひだまり、GA、イチロー!けいおん!が並ぶ豪華なラインナップもあったが、過去の主力作品が看板2作を除いて全て連載が終了した年だった。後半には入れ替わりが加速し、連載の打ち切りなどが目立ったが、後半にてラッキー・ブレイクの一本釣りが大成功!(ゲスト掲載での様子見をしなかったという意味で)、後に連載化するもこもこBOXも同時期に登場と、大注目作品の登場がキャラットの後半を華やかなものにした。そしてGAアニメ化の影響もあり、表紙はGAということもあった。看板が一時交代したことになるが、ひだまりスケッチのアニメ第三期も決定し、作品の入れ替わりも激しかったが、話題の多い一年だった。
(2009年組:ラッキー・ブレイク、もこもこBOX、ひよぴよえにっき、アクアリウム)
2010年
2月号
もこもこBOX連載開始
2010年小括
突如現われた「ラッキーブレイク」・「もこもこBOX」に期待が集まる。2008年組(「チェルシー」、「ねこみみぴんぐす」、「Aチャンネル」、「ゆかひめ!」、「空の下屋根の中」、「キルミーベイベー」)の安定感が増す。余談だが、なんにゃか氏は2008年2月号の登場以来現在も不定期ゲストか・・・
2006年4月号から2010年2月号までを振返って
キャラットの看板は「ひだまりスケッチ」である。これは2007年からのアニメ化以来、現在3期まで放送していることや表紙率83%(47冊中39冊がひだまり)という数字から見ても明らかである。
そして「GA」の存在も忘れてはならない。某雑誌より移籍してきて以来、安定した地位にあり、2009年にはアニメ化もした。美術という共通点が「ひだまり」と「GA」にはあるが、作品の趣向としては大きくかけ離れているため共存が可能であった。このニ作品が私のなかで看板であり、2009年はこの2作で二枚看板だった。(「ドージンワーク」が連載していたときは「ひだまり」と「ドージンワーク」で二枚看板と称していた時期がありましたっけ)
さて2006年4月号と2010年2月号の掲載作品を眺めていると、およそ4年間いまだに連載が続いているのは前述の「ひだまりスケッチ」と「GA」、「バラエティも〜にん」の3作品だけであり、多くの作品が入れ替わってしまいました。だいたい23作品が入れ替わったという感じです。そして昔のものを読んでみて、最新号を読み直すと大きく変わったなぁと感慨深くもなります。特徴的なのが2006年から長くキャラットでギャグを担ってきた「ドージンワーク」、「火星ロボ大決戦」、「雅さんちの戦闘事情」などが順にキャラットから姿を消し2009年には遂に「雅さんちの戦闘事情」が終了します。ギャグが売りな現在の作品といえば「キルミーベイベー」くらいですが、「チェルシー」、「Aチャンネル」、「うらバン!」、「まじん☆プラナ」なども勢いのあるギャグを見せているように思います。
2010年2月号の掲載順(登場号など)
ひだまりスケッチ(私がキャラットを買い始めたときから表紙でしたね)
- 作者: 蒼樹うめ
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- 発売日: 2008/12/25
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CIRCLEさーくる (3) (まんがタイムKRコミックス)
- 作者: 榊
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キルミーベイベー(2008年1月号)
- 作者: カヅホ
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GA 芸術科アートデザインクラス (3) (まんがタイムKRコミックス)
- 作者: きゆづきさとこ
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- 作者: シバユウスケ
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- 作者: ほっぺげ
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ねこみみぴんぐす(2008年9月号)
- 作者: まりも
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- 作者: 黒田 bb
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はるみねーしょん(2007年8月号)
- 作者: 大沖
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うらバン!浦和泉高等学校吹奏楽部 (2) (まんがタイムKRコミックス)
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もこもこBOX(2009年10月号)
アクアリウム(2009年8月号)
せいなるめぐみ(2009年5月号)
空の下屋根の中(2008年6月号)
- 作者: 双見酔
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ラジオでGO!(2007年7月号)
- 作者: なぐも。
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ひよぴよえにっき。(2009年2月号)
ふら・ふろ(2007年7月号)
かためで!(連続ゲスト)
Fly・High(単発ゲスト)
まじん☆プラナ(2006年9月号)
- 作者: nino
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2009/03/26
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wikiが詳しいですね。
こうして見ると不動の連載が長い三作品があり、それら以外での競争という感じがしますね。そして割合を見ると2008年組に勢いを感じます。昨年の終わり頃から一斉に単行本が登場したこともありますが、掲載順を見てのとおり、「チェルシー」、「ねこみみぴんぐす」、「ゆかひめ!」、「Aチャンネル」の4作品はしばらく固い存在であると思います。あと述べておきたいのは、「CIRCLEさーくる」は連載以来「ひだまり」同様極めて安定した掲載順です。同時期連載の「ふら・ふろ」、「ラジオでGO!」は掲載順でばらつきが見られますが、ネタの面白さの水準は相変わらず良いと思います。そして「ひだまりスケッチ」や「GA」を脅かす存在として期待されるのが「ラッキー・ブレイク」と「もこもこBOX」です。「もこもこBOX」はその作品性ゆえに勢いはありませんが、読ませる人を和ませることに関しては驚異的なパンチ力を誇ります。「ラッキー・ブレイク」は早くも多くのキャラが登場しますが、個々のキャラの魅力が高いのが特徴で、オチにも勢いを感じます。主人公はデザイナーであるため「ひだまり」、「GA」ともある種の共通点を持っているので、すばやく受け入れられたのではないかとも思います。
まんがタイムきららCaratは今のきららグループの中で一番面白いと思います。バラエティ豊富なのが特徴です。
これからますます面白くなることを期待したいと思います。